晴天のステルビオ峠とアルプスをツーリング -Near Stelvio Nationalpark , Italy-

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ステルビオ峠の概要

標高2757m、アルプス山脈で2番目に標高の高い峠。イタリア、スイス、オーストリアなど、周辺国からのアクセスがよく、バイクや自転車で訪れる人が多い。冬季は通行できない…はずだけれど、夏前後はバイクでなら簡単にアクセスできる。イギリスや北欧から訪れる人が多く、ヨーロッパ中で有名らしい。自転車レースのルートにも使われているから有名なのかな? ちなみに自転車でステルビオ峠を超えるのは相当大変。1日がかりになるんじゃないかな。山頂には宿がある。

ステルビオ峠をバイクで訪れた観光レポート(2010年7月20日)

今日はモト・グッツィミュージアムやコモ湖周辺をブラブラするつもりだったんだけれど、朝起きてアルプスの方を見ると見事な快晴! こりゃコモ湖なんかに行ってる場合じゃない!! 絶好のツーリング日和だ!!! ということで、バイクでアルプスに突っ込むことにした。

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よきかな、よきかな! 今日の空もよきかな!!
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今日は荷物を全部ホテルに置いてきてあるので、バイクで峠を走るのが楽しい。この写真の地点で標高2000mほどだったかな。でも、まだまだ上っちゃうよ。
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先に見えている山の、そのまた先まで上るのだ。
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この峠道ではバイクをやたらと見かける。上るバイク、下りるバイク、数える気にならないほどのバイクが走っている。その理由は後で紹介。
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標高2000mを超えると山肌に緑が少なくなってきて、地層が歪曲しているのがよく見える。こんな山が海から迫り上がってくるのにどれだけの時間がかかったんだろう。
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おうおう、随分グネグネ道を上ってきたんじゃのう…。去年からこのブログを見ている人には、このグネグネ道を見て、ここがどこだかわかるかもね。
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2000mをゆうに超える山道なのに、自転車で峠道を上ってくる人もかなりいる。信じられねぇ体力だな。私なら絶対に嫌! こんなことを趣味として楽しくチャレンジできる自転車乗りの世界ってスゲェ!!
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ワケのわかんないカスタムペイントが施された車も上ってくる。
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さてさて、まだまだ峠道を上ろうか。ここで標高2500mくらい。だんだんとバイクのパワーが無くなってきた。キャブレターがちょくちょくクシャミをして、高回転で走るとガス欠直前のような症状がたまに出る。去年ここを走ったときは何とも無かったのに…。マニホールドをチェックしたけれど問題無し。だから二次エアーではない。これ、標高が高くなってガスが濃くなったせいだよね? キャブが詰まりはじめてるんじゃないよね? でも、ガスが薄いならまだしも、濃くなってそんな症状って出たっけ…?? ま、気づかなかったことにしておこう。
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この峠道は麓から頂上まで20kmくらいある。この自転車乗りは何時間かけて峠道を上ってきたんだろう。
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頂上に到着。ここは去年にもやってきたステルビオ峠だ! ウネウネとした道も楽しめるし、道沿いの景色は素晴らしい。しかもヨーロッパで二番目の高さ(車やバイクが通れる舗装路の中で、ね)を誇る峠道なので非常~に有名なのだ。世界広しと言えども、これだけ走って楽しい道はなかなか無いと思うよ。
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ここは特にバイク乗りが多い。しかも、ヨーロッパのあらゆる国からのバイクがステルビオ峠にやって来る。去年9月に来たときは頂上はもうかなり寒く、バイクは少なかったんだけれど、夏真っ盛りの7月には恐ろしい台数のバイクが集まっている。
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自転車乗りの皆さん、ご苦労さん。
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去年に続き、再びステルビオ峠を訪れたのは、天気がいい日にこの東側の峠道の写真を撮りたかったから。去年来たときは曇り空だったし、夕暮れ直前であまりいい写真が撮れなかったのよね。今年またリベンジするのは去年から決めていたのだ。
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頂上に至る道は3つあるんだけれど、どの道でも自転車乗りを見かける。ここまで上ってくるのって、根性だけじゃ無理だよね。きっとみんな選ばれし猛者なんだろう。
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ちょっと角度を変えて、さっきの峠道を撮影。
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頂上にはいくつかレストランがある。ホテルだってあるよ。晴れた日の夜にここで星空を見たら、きっと綺麗だろうなぁ~。
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アップ。
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標高2758mの看板。ちなみに富士山の標高は3776m。日本で一番標高が高い舗装された峠は、山梨と長野の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)の2360m。日本の峠もやるもんだね。
※ステルビオ峠はヨーロッパでは2番目に標高が高い峠だけれど、インドには標高5602mのカルドン・ラ峠という場所があり、車やバイクで訪れることができるよ。インド、中国の国境近くの辺境にあるけれど、飛行機を使えばそこまで未開の地ではないので機会があれば行ってみて。

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標識はステッカーまみれ。ここにバイク雑誌クラブマンやBMW BIKESステッカーが貼ってあるはず、と去年に編集部員に突っ込まれたけど、しっかり探してもやっぱりなかった。
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せっかくなので、手元にあった日本のバイクショップのステッカーを貼ってみた。散々お世話になっているショップなので、ちょっとした恩返しだ。…と、そのステッカーの横をよ~く見たら、なんとクラブマンステッカーが!! こんなサイズのステッカー、見つけられへんわ!!!
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しかし、エエ天気じゃのう。夏のステルビオ峠ではこんな天気が普通なのか?
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自転車組はリクライニングチェアーで休憩中。この椅子、たぶんレストランが自転車乗りのために提供しているんだと思う。気の利いたサービスだよね。
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さて、ステルビオ峠を下るとしますか。来たときは西側から上ってきて、去年上ってきたのは東側の道。なので、帰りはスイスへと下る北側の道を選んでみた。国境を跨いでツーリングするなんて、ヨーロッパでは当たり前のこと。国境でのパスポートコントロールがないから行き来が簡単だもんね。
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相変わらずバイクが多いのう。この峠は、たぶん夏前後にしか上ってこれない。みんな夏の思い出にここにやってくるんだろうね。
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ここはもうスイス側。イタリアからスイスに変わったからといって、特別景色が変わるわけじゃない。
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ダイナミックな山じゃのう。
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昨日、「そこそこいい景色でも、それが何時間も続くと頭の中がフニャフニャになる」って書いたけれど、絶景が何時間も続くと目、耳、鼻、皮膚のあらゆる汗腺から何か大事なモノが滲み出て来る。大事なモノが体から抜け落ちちゃって、何とも言葉にならない幸福感に包まれちゃう。頭がフニャフニャどころの騒ぎではない。
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また自転車乗りだ。あまりにも自転車を見過ぎたので、最初に感じた驚きや尊敬の念はもうない。
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スイスへと下る峠道は、途中2kmほどがダート。状態のいいダートなんだけれど、ウネウネした峠道の下りがダートなのは少し怖いぞ。
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麓のスイスの村。麓とは言え、ここも標高1500m以上あるらしい。
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涼しいのう。エエ天気じゃのう。気持ちエエのう。
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何となく散水機を…
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撮影してみた。
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スイスの教会。
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西へ西へとのんびり走る。
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で、リゾート地のサンモリッツにやってきた。これは街の前に広がるサンモリッツ湖。
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特別思い入れがあってサンモリッツにやってきたわけじゃない。イタリア側へと戻る別の峠に近かったから来てみただけ。でも、なかなか綺麗なところじゃないの。
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サンモリッツの街並み。建物や通りが好みじゃないので、街をウロウロするのはパス。だって、街が整然とし過ぎていて隙が無いんだもん。建物は綺麗だし、ゴミは落ちていないし、窓に洗濯物を干していないし…不自然に美し過ぎる。これは別にサンモリッツに限った話じゃない。スイスの街並みからは生活感が感じられない。
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みんな思い思いに寛いでいる。
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恋人同士のデート。いい雰囲気だね。
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さて、イタリア側に戻ろうか。サンモリッツのすぐそばから始まるベルニナ峠を上りはじめた。写真奥の山は冠雪しているように見えるけれど…
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中腹あたりのは雪じゃなくて氷河。モルテラッチ氷河というらしい。昔はもっと広い範囲で氷河が見れたんだ、と地元民が言っていた。
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ベルニナ峠にはレーティッシュ鉄道 ベルニナ線という鉄道が走っていて、この鉄道と周囲の景観が世界遺産に認定されているらしい。景観だけならわかるけれど、鉄道も含めて世界遺産ってのが腑に落ちない。
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でも、鉄道からの景色は確かにいいだろうね。別にバイクや車がなくても、鉄道を使えばスイスのあちこちを楽しめる。むしろ、鉄道じゃないと見られない景色もあるんだとか。
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とりあえず上る上る。
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ベルニナ峠の標高2330mの頂上近くにある湖、ラーゴビアンコ。湖が何でこんな色をしているのかは知らん。自分で調べろ。
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ラーゴビアンコのすぐそばをレーティッシュ鉄道が走る。列車はこのままイタリア側のティラノまで走るんだって。
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さぁさぁベルニナ峠を下ろうか。今日は絶景やパノラマを見過ぎて、もう疲れちゃったよ。絶景をあまりに見過ぎると頭が疲れてくる。何か大事なモノが体から抜け落ちちゃった疲れだ。
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イタリア側のティラノの街に到着。聞いた話ではこの教会の中はかなり綺麗なんだとか。体力はまだまだ余っているんだけれど、観光する気力がない。今日はもう何も見る気がしないからパス。

最後はちょっとダレちゃったけれど、バイクでツーリングするには非常~に素晴らしいルートでした。全行程で250kmくらいかな。

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6 Comments
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    訳のわからんカラーの車、よく見たらアストンマーチンやんかいさw

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    Clubmanステッカー、ようやく見つけたようだね!
    どうやらこの看板、定期的にステッカー剥がしてキレイにするみたいだね。
    どうやらBMW BIKESのは剥がされちゃったみたい。
    参考までに2007年11月のステルビオ峠の看板の画像へのリンクを張っといた。
    つーことで、ぼんぼやーじゅ!

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    昔、バックパックでサンモリッツに行ったときは、あまりに気持ち良くて無意味に2泊ほどした記憶が。
    ヨーロッパええなぁ、次に行けるのはいつのことやら・・・

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    >Toshiさん
    Toshiさん、やたらと車ネタに食いつきがいいですね~。しかも詳しい! 私は車を所有したことがないので、さっぱりわかりませんな。
    >ヤマシタ殿
    結構、というかほとんどのステッカーが入れ替わっているっぽいですね。私が貼ったステッカーも1、2年の命か…。
    >Azu P
    いい街なのはわかるんだけどね。イタリア、特にシチリアみたいな地域が好みの人にとっては、スイスは整い過ぎてるのよね。たぶん、ワシはスイス以外でも東欧の街並みも好きになれないと思う。ゴチャゴチャ感が欲しいのよね。

  5. SECRET: 0
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    ステルビオ峠で検索したらこのブログに行き着いたので今頃感がありますが足跡を兼ねてコメントを。
    変なペイントのアストンマーチン、アストンのテスト車両っぽいですね。市販されてない車をテストするときって白黒の見た目が分かりづらいペイントにして走るのが多いので。きっとそれなのかな。個人的な意見なので合ってるかどうかは分かりませんが……車種はVirageっぽいです。今は市販されてますね。
    人生1度はこんな道を走れたら幸せだろうなぁ……

  6. SECRET: 0
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    懐かしい記事にコメントがきましたね(笑)。そういやこんなところもバイクで走っていましたね~。あのアストンマーチンは結構レアな車だったんですね。

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