ユーラシア横断、世界一周のスタート地点、ウラジオストックへ

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2009年6月~2010年11月にかけて、バイクでユーラシア横断&ツーリングをしたんだけれど、そのスタート地点がロシアのウラジオストックだった。ロシアの東の果てをスタート地点に選んだのは単純に日本から近いから。最初はカナダにバイクを送り、南下しようとも考えたけれど、富山の伏木港から中古車を輸出する船に乗ってロシアに渡るのが一番安かったんだ。ロシアってバイクで走るには国が広過ぎるし、東側は道が悪すぎるらしい。旧ソ連のイメージで人が冷たそうなイメージも持っていた。だから「旅の1ヶ国目にはハードルが高すぎるんじゃないの?」とも思っていたのよね。でも、入国に取得に時間がかかるビザがいる&日本でしかビザが申請できない国なので、ロシアを旅するのなら最初に行くしか選択肢はなかったのよね。

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ウラジオストック行きの船には他にも車やバイクでロシアに渡る旅行者がいた。彼らはオーストラリアから来たブライアンと奥さん。オーストラリアから東京にバイクを送り、日本をツーリングしてロシアに渡ろうとしていた。1、2ヶ月ほど時間をかけてイギリスがゴール、と言っていたと思う。ブライアン以外にはBMWのバイクでユーラシア横断をする日本人のおじいちゃん、キャンピングカーでユーラシア横断をする年配のカップル(途中で車を売って、バイクでの旅に変更し、今も旅を続けている)、あとはシベリア横断鉄道でヨーロッパに向かう一般の旅行者が何人かいたくらいかな。ウラジオストックへは飛行機も飛んでいるし、船でロシアに渡るのはメジャーではなかったんだ。今はこの航路は無くなり、同じように乗り物で旅をする人は鳥取県の境港→船で韓国→船でロシアってルートしかないはず。

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船で食べた初めてのロシア料理…正直何の記憶もない。不味かったイメージもないので可もなく不可もなくって感じだったと思う。ロシア横断を通じてのロシア料理への印象は、パンは不味いけれど、肉料理は結構美味しかったかな。夏の暑い日に冷たいボルシチを飲むのも最初は抵抗があったけれど、すぐに慣れちゃった。後から気づいたんだけれど、ワシはどこの国の料理でも美味しくいただけるタイプらしい。

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ロシア横断で一番心配だったのはロシア人への不安。でも、船の中で出会ったロシア人はみんな陽気で、子供みたいな好奇心を持っていた。酒に強いはずなのにすぐにベロベロになってしまうロシア人を見ていると、子供の頃に植えつけられた旧ソ連のイメージに自分が縛られていたのかも、って気がしてきた。よく考えてみると、悪いヤツ、冷たいヤツばかりの国なんてあるわけないよなぁ~。どの国に住んでいる人も周りと仲良く、楽しく生きたいはずだもんね。

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そんなこんなで到着したウラジオストック。

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噂通り、道路はボロボロ。ロシアのインフラ整備が適当ってのもあると思うけれど、夏冬の寒暖の差が厳しすぎてアスファルトが傷みやすいってのもあるはず。冬はマイナス何十度にもなるけれど、夏のロシアは天気がいいと相当暑いからね。北海道の夏を想像してくれたらだいたい合っている。天気が悪いと肌寒いけれど、晴れの日は35℃以上の日もあったからね。

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ウラジオストックには書類手続きで数日滞在した。ロシア語でのバイクの車検証の準備と保険の加入、それがすべてそろってから港にバイクを取りに行けるんだ。

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書類手続きは自分でもできるけれど、慣れないことに時間をかけるのはまっぴらゴメン。それを楽しめるタイプの旅行者ではないので、素直に通訳を雇った。通訳の手配はNAトラベルソリューションって日本の旅行代理店でできるよ。ロシアビザもそこに手配してもらったんだ。

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そして走りはじめたロシアの大地。最初は舗装された道を走ることができたけれど、すぐに道は未舗装路に変わる。

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道路標識も壁の落書きもみんなキリル文字。ワシ、大学でロシア語を専攻していたのでキリル文字は読める。音が読めるだけであまり理解はできない。でも、道路標識で街の名前を読むには充分だし、英語とルーツが同じ単語も多いので、ざっくり発音がわかれば意味も少しは連想できる。

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通貨の単位はルーブル。ガソリンスタンドのこの表記が1L単位なのかが最後までわからなかった。ちなみに1ルーブルは2円弱ね。産油国だからガソリンは安いはずだけれど、1Lの価格だとしたら50円/Lくらい? そこまで安かったっけ??

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ウラジオストック初日に手配したのはロシアの地図。新しい国に入国すると最初に探す必要があるのは各国の地図なんだ。どこで見つかるのか、新しい国に入る度に不安だったけれど、ガソリンスタンドに行けばほぼ置いてある。新しい国に入る度に古い地図を捨て、新しい地図を見ながら、これから走るルートをぼんやりと考える。気の向くままルートはころころ変わったけれどね。

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ざっくりした地図をいつも買っていたので主要国道しか載っていない地図。これと太陽の方角だけを頼りにヨーロッパへ向かったのさ。

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ウラジオストックを抜け、しばらく走ると道はすぐに未舗装路になった。シベリアでは大きな街周辺だけが舗装路で、少し街を離れるとだいたいこんな道。日本でいう国道1号線みたいな主要幹線がコレなんだよ。今は道路状況は改善されているかもしれないけれどね。ロシア横断で寄り道しながら1万kmくらい走ったけれど、東側の2000㎞くらいは未舗装路だった。

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ハバロフスクに到着。

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ガイドブックは荷物になるので持ってきていない。泊まった宿でツーリストマップをもらい、それを片手に少し散歩したけれど、観光地はあまりない街だった。

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ロシア正教の教会は今見ると非常に美しい。日本でも函館に行けば聖ハリストス教会って正教会が見られるよ。この日ももう少しちゃんと見て回ったら良かったかな…。まだ旅が始まったばかりで、自分がどんな観光地、建築物に興味があるのかがわからなかったんだ。ロシアって国にまだ警戒心が残っていた頃だったので、のんびり観光気分でも無かったしね。

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ハバロフスクで少し後悔してるのはこのロシア人との出会い。街で声をかけられて道案内をしてくれたんだけれど、向こうから英語で声をかけられて「悪いヤツなんじゃないか?」と警戒し過ぎたんだ。今思うと単に好奇心にかられて声をかけてきたんじゃないかなぁ…。素敵な出会いがきっかけで、この数日後からロシア人への警戒が無くなり、誰にでもホイホイついていくようになるんだけれど、それは次の海外ネタでの更新で紹介するよ。

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