ハドリアヌスの長城 -Hadrian’s wall , United Kingdom-

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今日はスコットランドに突入して、エディンバラまで行く予定だったんだけれど、結局、イングランド北部でまた一日が終わっちゃった。イングランド北部にはハドリアヌスの長城という、古代ローマの城壁跡があるんだけれど、その遺跡で結構時間を食っちゃったのよね。ハドリアヌスの長城はイングランド北部を東西に横断している、古代ローマの防衛線の跡。中国の万里の長城みたいなモノだと思ってちょうだいな。かつては120km弱も続いていたらしいんだけれど、今は一部分しか残っていない。

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早朝に湖水地方を出発したときは濃霧が立ち込めていたけれど、湖を離れ少し走ると次第に天気が良くなってきた。今日は素晴らしい風景が見られそうな予感がするぞ!! 
イギリスには去年一度やってきているのに、今年また戻ってきてスコットランドまで走ろうとしているのには、ちょっとした理由がある(去年はイギリス上陸の季節が遅すぎて、スコットランドまで行けなかった)。小学校の頃、私は世界地図を眺めるのが大好きだったんだけれど、地図の端っこにあったスコットランドが自分には世界の果てに思えて、いつかそこまで行ってみたいとずっと考えていたのよね。地図で見ると、アイスランドやグリーンランドの方がもっと最果てに近いんだけれど、イングランドやスコットランドの神話を子供の頃に読みふけっていたから、スコットランドにこだわっちゃったのかもね。
あともう1つ。大学生のときに映画のアラビアのロレンスを見たんだけれど、映画の冒頭で主人公がイギリスの田舎をバイクで走るシーンがあったのね。そのシーンがイギリスのどこで撮影されたのかはよく知らないんだけれど、その田園風景がスコットランドだという気がして、なおさらスコットランドへの好奇心が高まっちゃったわけ。そんな理由で、スコットランドはどうしても行かなきゃいけない場所になったのだ。今年にスコットランドに突っ込むつもりが無かったら、去年の冬にヨーロッパから南米に突っ込み、もう今頃はアメリカに到着して世界一周ツーリングは終わっていただろうな。でも、駆け足の世界一周なんかより、1年弱待ってでもスコットランドの最果てに向かう方が私には魅力的だったのよね。
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そんなことを考えながら、イングランド北部の田園風景をひた走る。やっぱりイギリスの田舎道は素晴らしーや。
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ハドリアヌスの長城の中で、一番保存状態がいい「ハウスステッズ・ローマン・フォート(Housesteads Roman Fort)」に到着。ここ以外にも何ヶ所か城壁が見られる場所はあり、他にも2ヶ所の遺跡に立ち寄ったけれどココが一番よかった。ビジターセンターから10分ほど歩き、この坂を登ればかつての砦跡がある。
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砦跡といっても、ほとんど崩壊して原型は残っていない。
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ここは…かつての食堂跡だったかな?
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古代ローマ遺跡はもう見飽きているので、砦跡なんて正直どうでもいい。この城壁が見たかった。
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昨日のストーンサークルと同じく、ここの管理も案外緩い。ここは世界遺産のはずなんだけれど、城壁の上を歩いてもいいみたい。子供だけじゃなく、大人だって城壁の上を歩いていたよ。
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1900年ほど前は、ここがローマ帝国の防衛線だったんだね。ローマから遠く離れた、こんな僻地に派遣されてきた兵士のことを考え、しばし妄想にふける…。
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砦跡から見える周囲の景色は大変素晴らしい。残念ながら太陽は隠れちゃっているけれど、青空が見えてきたのは非常にラッキー。イギリスの遺跡のいいところは、観光客はそれほど多くないから騒がしくないし、ゆったりとした敷地のところが多いから周辺でトレッキングまで楽しめちゃうところだね。混雑した遺跡を短時間歩き回ってオシマイにならないところがイ~ね。
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この遺跡にも放し飼いの羊さんがいる。
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ほとんどの羊は近づき過ぎると逃げちゃうけれど、この羊さんにはかなりの近さまで接近できた。
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ハウスステッズ・ローマン・フォートに来たら、砦跡の西の端から城壁沿いに歩いてみて欲しい。
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10分ほど歩けば、こんなに見事な城壁が見られるんだよ。起伏がある丘に築かれた城壁が楽しめるので、砦周辺の城壁よりこちらの方が断然に写真栄えするぞ。
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ずっと先まで続く城壁が見えるでしょ?
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どこまで続いているのかは知らないけれど、城壁沿いにトレッキングロードが整備されている。
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わざわざ寄り道をして、ここにやって来てよかったな。車やバイクがない旅行者にはアクセスがあまりよくないと思うけれど、天気がいい日を見計らって、是非来て欲しい場所だな。
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そうそう。イタリアからやってきたルディってバイカーにココで出会った。ヴェネツィア近くの小さな街から来たらしいんだけれど、ホテルには一切泊まらず、ずっと野宿をして走ってきたらしい。キャンプ場も使わずに道路脇のパーキングエリアなんかで寝泊りしているんだって。タフだねぇ~。私はできる限りベッドで寝たいや。キャンプは気が向いたときにしかしない。
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引き続き、主要幹線道路を避け、交通量の少ない田舎道をのんびりと走っちゃう。
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ああ…最高だ…天気が良かろうと悪かろうと、私はイギリスの田舎が大好き。スコットランドまで行けば、もっと素晴らしい景色が待っているのかな~。
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夕方、ニューキャッスルの北にあるアルンウィック(Alnwick)という街にやってきた。最初、ここは素通りするつもりだったんだけれど、街の中心部にあるアルンウィック城がなかなか素晴らしいかったので、ちょっと休憩。
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ザ・お城!って感じ。
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城内を見学しようとしたんだけれど、夕方6時以降は入場できないんだって。この街に宿を取って明日散策しようとも考えたんだけれど、今は街で音楽祭が開催されているらしく、いくつか当たってみたホテルはどこも満室。…仕方がない、縁がなかったと思って諦めるか。結局、アルンウィックの街はパスしちゃったけれど、この街はかなり散策し甲斐があると思う。お城だけじゃなく、中心部の古い街並みも相当素晴らしかったぞ。
で、今は高速道路沿いのモーテルに宿泊中。あと100kmちょっとでエディンバラなんだけれど、夜遅くに大きな街で宿探しなんかしたくないもんね。ま、明日の午前中にはエディンバラに着いているはず。ついに…明日こそは念願のスコットランドだ!!

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2 Comments
  1. SECRET: 0
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    イギリスは物価が高く、食べ物が不味いという概念が強く、避けていました。今度、ヨーロッパを車かバイクで走るとき、イギリスの田舎へ行きたいと思います。次のスコットランドのブログを期待しています。

  2. SECRET: 0
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    イギリスの田舎はいいですよ~。
    確かに物価は安くはないですが、ヨーロッパを旅するのに物価を気にしすぎるのは勿体無い気がしますねー。

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