オークニー諸島!! -Orkney Islands , United Kingdom-

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オークニー諸島の概要

スコットランドの北の果てからフェリーで1時間半の場所にある小さな島々。人口2万人ほど。先史時代の遺跡やストーンサークルが残っていたり、世界最北のウィスキー蒸留所、ハイランドパーク蒸留所があったりと観光資源も豊富。2つある小さな町を除くと周辺は牧羊地ばかり。冬が厳しい気候で土に栄養が少ないからか背の高い木や森を見た記憶がない。

オークニー諸島の観光レポート(2010年8月12日)

ダフタウンを出発し、スコットランド最北端に向かう日の朝は雨。同じ宿に宿泊していたバイクで旅をしているドイツ人夫婦は、朝からの雨で奥さんのテンションが急降下中。奥さんは「今日は走りたくない…、もうドイツに帰ろう…」と駄々をこねていた。スコットランドではこのくらいの雨ならまだマシなのにね。女性が男のロマンを解しないのは世界共通の問題なんだな。

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ズンズン北へ走る。雨は止んだけれど、辺りは霧がかっていた。スコットランドでは、雨が降っていなくてもレインコートを着たまま走らないと体が湿ってくる。空気が相当湿っているのだ。
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だんだん晴れてきたね。
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山の方はぶ厚い雲に覆われているけれど、海岸線沿いは天気がよくなってきた。写真では暖かそうに見えるけれど、この時の気温は10℃くらい。バイクで走っていると結構寒い。
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あともう少しでスコットランド最北端。この辺りまで来ると、背の高い木が無くなってくる。標高は低いんだけれど、緯度がかなり高いからね。
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オークニー諸島行きの船が出る、スクラブスター(Scrabster)という小さな港町に到着。スクラブスターは厳密に言うとスコットランド最北端でも何でもない。でも、だいたい最北端。面倒くさいので、ここが最北端だと仮定して最北端気分を味わっちゃおう。スコットランド最北端ってことは四捨五入すれば世界の果てってことだよね。こりゃスゴイところに来ちゃったな。
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スクラブスターからオークニー諸島のストロムネス(Stromness)行きの船は1日3本出ている(所要時間は1時間30分)。バイクと人と合わせて33.5ポンド。人だけだと16.5ポンド(これは7月、8月のハイシーズン料金)。バイクはちゃんとロープで固定してくれるので安心だ。やっぱりイギリスのフェリー会社はしっかりしてるね。
で、ついにオークニー諸島に到着したんだけれど、いきなりの雨で迎えられちゃった。しかも、いくつか当たってみたホテルはどこも満室。7月、8月はハイシーズンなので宿の予約をしておいた方がいいのかもね。他の街に移動してじっくり探せば宿は見つかっただろうけれど、雨の中の宿探しは大変だから、ストロムネスの街外れにあるキャンプ場にチェックイン。ここのキャンプ場は1泊6ポンドで泊まれるんだぜ~。今のところ、ヨーロッパ最安値だ。
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翌朝…テントに射し込んで来た強い陽射しで目が覚めた。キャンプをしていて嬉しいことは、晴れの日はテントの外に出なくても快晴だってわかるってこと。快晴の朝にテントで目覚めるのはなかなか気持ちがいいもんだよ。その代わり、雨の日にテントで目覚めるのは気が滅入るけどね。写真は私のテントの目の前に広がる風景。い~天気でしょ?
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キャンプ場から見えるストロムネスの街。こないだのエディンバラでの快晴より、今日の方が天気がいい!! きっと、わざわざ日本からやって来た私をオークニー諸島が祝福してくれているんだね。ありがとよ!!
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ストロムネスの街並み。わざわざここまでやって来る人にとっては、ストロムネスは特別な街じゃないと思う。どこにでもある静かな港町。なので、街中の散策はナシ。こんな天気がいい日は街の散策なんてしている場合じゃないんだ。
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ウッヒョー! ヒャッハー!! 恐ろしいほど天気がいい日だな!!! 罰があたりそうほど美しい青空だ。
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最初にやって来たのは、スタンディング・ストーンズ・オブ・ステネス(Standing Stones of Stennes)。ここが、旅を始める前に決めていたユーラシア横断編のゴールだった場所。
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特別な思い入れがあってここを目的地にしたわけじゃないんだけれど、ついにやって来たんだなぁ~という感慨でいっぱい。天気がいいから、なおさら気分が高まっちゃうよね。
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この石柱群、4000年以上前からここにあったらしい。地面に刺さっているだけのただの石柱なのに、なぜこれほどの存在感があるんだろう。4000年前には、ここでいったい何が行われていたのかも気になる。
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ここでも羊さんが放牧中。そこら中に羊さんの軟らかいウンコがトラップのように仕掛けられているので注意してね!
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しかし、デカイキン○マだね、キミ達。
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のどかな景色と思いきや、不埒な行為にふける羊さんが1匹。…神聖な遺跡も、羊さんにとってはただの繁殖場でしかないらしい。
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スタンディング・ストーンズ近くには集落跡の遺跡もあった。
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オークニー諸島の有名な遺跡はどれも狭いエリアに固まっている。ここはスタンディング・ストーンズのそばにある発掘途中の遺跡。重要な遺跡なのかな?
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続いてストーンサークルに向かおうか。このお花畑の向こうにオークニー諸島で一番有名な遺跡があるのだ。
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このストーンサークルはリング・オブ・ブロッガー(Ring of Brodgar)と呼ばれている。直径だけで言うなら、ソールズベリー近郊のストーンヘンジより大きいんだって。
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石!
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石! 石! 石! 石!
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ストーンサークルを訪れるのは大好きなんだけれど、謎だらけの遺跡なので紹介できることなんて何もない。難しいことは考えず、原っぱに刺さった石柱をただ楽しめばいいんだ。
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石柱の先端は苔むしている。
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しばらくリング・オブ・ブロッガー周辺をお散歩。
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あちこちにある小さな湖沿いも散策。
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お次はスカラ・ブレエ(Skara Brae)遺跡。石器時代の集落跡なんだとさ。私はここにはあまり興味がない。島の一周ルートの途中で立ち寄っただけ。
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かつての集落を再現したスペース。
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遺跡に向かう遊歩道には現代から過去の歴史を遡るように石碑が置かれている。石碑にはいろんな時代での出来事が刻まれているんだけれど、チラチラと白人中心の歴史観が垣間見える。「1400年…インカ帝国の文明化」なんて、ヨーロッパ人の視点でしか歴史を見てないもんね。
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これもそう。「1095年…初の十字軍遠征」だって。イスラム教徒が見たら気分悪いだろうなぁ~。でも、この島に来る観光客は白人ばかり。アジア人も黒人もいないし、イスラム教徒もいない。だから保守的なエリアなんだろうな。
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ま、そんなことは気にせず、海沿いの遊歩道をのんびり歩いちゃおう。
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はい、これがスカラ・ブレエ遺跡ね。じゃ、次に向かおうか。
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オークニー諸島は海岸沿いの景色も素晴らしい。
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道沿いの牧場。バイクを止めると、牛さんがゾロゾロ集まってきちゃった。
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「ワシらに何かくれるのかモー?」って感じ。
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これだけ天気がいいと、ただの農場だって最高の風景に見えちゃう。
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どこをどうお散歩しても気持ちがいいや。
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視界の先に小さな塔があるのがわかる? 今、ここに向かっているのだ。
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ここはたぶん、Kitchener Memorialって場所。ここに関する情報はな~んにもない。海岸沿いを走っていて、塔を見かけたからやって来た。近くには駐車場があるし、遊歩道も整備されていたので、一応観光客に開放されている場所らしい。
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カッコいいね。
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たぶん、ここはMarwick Headという岬。メインランドの西側には切り立った崖がチラホラあり、上から眺める景色はなかなかのモノ。
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ここから西のず~っと先はカナダ。
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引き続き、島をグルっと走ろっか。もうこの先、特別な観光スポットは何もない。気持ちがいい海沿いの道をひたすら走るのみ。
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オークニー諸島2日目でこんな天気に恵まれて、私は本当にラッキーだなぁ~。ちなみに、秋から春にかけてのオークニー諸島は雨も多いし、かなりの強風が吹き荒れるらしい。バイクや自転車で来るなら夏限定だぞ。
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もう何も言えねぇって感じ。
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メインランドは1周100km弱。メインランドだけなら1日あれば充分に観光できちゃうよ。オークニー諸島のどこかにはアザラシの群生地があるらしく、できればそこも訪れたかったんだけれど…メインランドにはなさそう。周辺の島に渡らないと見られないのかな。
天気がいい日にスタンディング・ストーンズが見られたし、オークニー諸島にはもう何も思い残すことはない。この1ヶ月はひたすら北上ばかりしてきたけれど、これからはスペインに向かって南下し始めるぞ。別に急いでいないので、2ヶ月ほどかけてのんびり南下する予定。

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4 Comments
  1. SECRET: 0
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    下から11枚目、ワイエスの絵みたいな光景やね。
    あざらしの群生地、ぜひとも観たかったなあ・・・
    きっとターミーさんがそこにいたらあざらしに溶け込んで
    どこにいるかわからなくなるんだろうなあ・・・

  2. SECRET: 0
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    ドイツAugsburg近くをツーリングしている、Djebel60と申します。
    今日13日、バイクの修理でMotorrad Finklに行ったら、この日本人を知っているかと言われました。
    私はシベリアを横断、スカンジナビア経由でドイツに入ったのですが、事前準備で貴方のサイトを閲覧していました。その人を店で尋ねられたので、ビックリしました。
    お店で、貴方の写真を貰いましたので、よかったら転送しますので、別途アドレスを教えて下さい。
    私が最初の日本人かと思ったら先駆者がいて、しかも一方的ですが閲覧しているその人とは、本当に驚きました。

  3. SECRET: 0
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    >えびちゃん
    スコットランドの田舎の風景は、本当に絵画みたいな、絵になる景色が多いのよねー。アザラシの群生地はアイルランドにもあるみたいだから、アイルランドでチャレンジしようかな。
    >Djebel60さん
    おお! Motorrad Finklですか~、懐かしいですね。去年の9月末くらいですね、私が行ったのは。あれから11ヶ月も経っているのに、私はまだ同じようなエリアをウロウロとしています。
    今年のシベリア横断組の人たちは続々とヨーロッパに到着しているんでしょうね~。
    写真、ぜひ欲しいのでDjebel60さんのアドレスを非公開コメントで教えてくださいなー。うまくタイミングが会えばヨーロッパのどこかでお会いしましょう。私は9月半ばまでイギリスとアイルランドにいて、それからスペインに向けて南下し始める予定です。

  4. SECRET: 0
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    禁止ワードはFc2ブログが設定しているのを使っているので、何が引っかかっているのかわかりません…。
    メールアドレスを全角で書いて、もう一度非公開コメントを書いてもらえませんか?

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