スーパーカブ90(HA02)のエンジン整備と4速化、ついでに97ccボアアップ

旅とバイクとMINI by ターミー

1987年式カブ90カスタム整備の続き、エンジン編

前回の投稿ではAA01 FI仕様のプレスカブのフレームを手に入れて、そっちを使うかも…と書いたけれど、フロントフォークだけプレスカブのモノに交換し、あとはカブカスタムのモノを使うことにした。元々のカブカスタムのFフォークはコンディションが酷かったから、アレは他のモノに変える必要があったんだ。

外装関係については別に書くとして、今回は30年前のカブ90カスタム(12年不動車)のエンジンをバラバラにしてみたので、その整備ネタの紹介ね。

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カブのエンジンはこの2本のボルトでフレームに固定されている。1本のボルトは錆びでボロボロだったので、新品をモノタロウで注文。エンジン整備は1ヶ月ほどかけてのんびりやったので、細々とした消耗品(ゴムやベアリング類)はその都度モノタロウに注文して手に入れていた。納期は早くないけれど、Amazonより安い適正価格で買えるので純正部品はだいたいモノタロウに注文していた。

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外での作業は寒いので家の中にエンジンを入れて、バラし始める。ワシは別に整備が得意なワケではなく、エンジンを割るのはバイク人生で初めて。カブなら壊しても部品は安いし、勉強のためにやってみたくなったのさ。

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ヘッドからカムを取り外し…

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あっさり腰上がバラバラになった。30年前のバイクにしては、12年も不動だったにしては綺麗なピストンだ。

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燃焼室にカーボンがたまっているのは仕方がない。シリンダーに変な傷もなかったし、腰上はヘッド以外は予備パーツとしてストックしておこう。

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ヘッドだけはボアアップ後のエンジンにそのまま使うので、部品をバラバラにして清掃。

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バルブやバルブスプリング、コッターピン、ステムシールを純正新品に交換して綺麗になったヘッド。高性能は求めていないのでビッグバルブヘッドとかには今のところ興味がない。ノーマルでもいいかな、と思ったけれど、せっかくエンジンを開けるなら、シリンダーとピストン周りを新品にしたい。ヤフオクでタイカブ互換品が安く手に入ったので97㏄にすることにした。

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ついでに排気口のスタッドボルトも新品にしてみた。30年前のバイクなので、安いパーツはどんどん新品に交換しちゃう。

腰上は単に他モデルのシリンダーとピストンに交換しただけで、作業内容は省くね。使ったのは下記パーツ
・97㏄アルミ製シリンダーピストンのセット
50φ 69mm高 シリンダー(2mmスリーブ、タイカブ純正は2.5mmなので中国の別車種用? ホンダ純正ではない)
・ホンダ純正 7mmスタッドボルト、純正 7mm径用ノックピン、純正M7用 ヘッドカバー、社外オイルプレッシャーカラー+純正9mmラバー、その他ナット、ワッシャー
その他、そろえたパーツはここに記載。

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4速化でクランクケースを割るので、カブの腰下もバラバラにする

当然クラッチ側もバラしていく。クラッチ盤も新品にしたいし、4速化のためにクランクケースを割るので腰下のバラバラにするしかないのだ!

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ほー、ケースの中はこうなっているのね。ハーレーやこれまで乗ってきた大型バイクではこんなところまで自分でバラしたことがない。カブはエンジンが小型で軽いから、ここまで自分でやる気になるんだろうな。家の中にエンジンを持ち込めないと毎日少しずつ作業を進めるなんてできなかったもん。

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あら。ケースの中も案外綺麗だ。ケースに埋め込まれたベアリングやオイルシール類はいい機会なのですべて交換したよ。

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クラッチも全バラ。クラッチ盤は社外の強化品に換えた。

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オイルポンプもクラッチ盤とセットで売っていたので交換。ノーマルの85ccから97ccに変わるから、念のためオイルポンプも変えておけば安心。

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で、4速化完成! オイルまみれでの作業だったのでミッション交換中の写真は撮っていない。ヤフオクでそろえたパーツとノーマルを入れ替えただけさ。カブ90の4速化に必要だったパーツは下記ね。
・Special 1次側クラッチ用 4速ミッション モンキー(DAYANG製らしい)
・ホンダ純正 21TキックスピンドルAssy ラチェットガイドプレートなしタイプ
・ホンダ純正 自動遠心4速ミッション用 ギアシフトアーム カブ
・ホンダ純正 Wave 4速 ロータリードラムAssy CD90 100EX カブ
・4速 ロータリードラム用の短いピン(純正品番96220-40100)を1つ。他のピンは3速用を流用

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あ、ヤフオクパーツだけではシフトドラムが組めなかった。3速はピンの穴が4つだけれど…

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4速は5つになる。1つ追加しなきゃいけないピンは写真では間違えて3速用のモノを刺していて1本ピンが長く見えるけれど、ここには他のモノより短いピンを刺さなきゃいけなかった。が、短いピンを差しても他と完全に同じ高さにならず、このままでいいのかと思いながら組んだけれど、今のところはそれでいいっぽい。

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とりあえずエンジンを載せてテスト走行

組みあがったエンジンをフレームに載せた! エンジン整備の間、フレームやフロントフォークを塗装に出していたのさ。色は昔の日産フィガロのエメラルドグリーンにしてみた。配線が適当なのはまだ作業していないから。とりあえずエンジンがかかって、ヘッドライトが点灯する状態にしただけ。

エンジンを始動させてみると、タペット調整をミスしていたようで、タペット音がカチカチ、カンカンとやかましく、整備ミスをしたかと思って焦った…。タペット調整をし直したら収まったので良しとする。

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今回、組んだミッションは中国製で精度に不安があったので、エンジンを組んで20㎞走ってオイル交換をしてみた。他にも新品パーツを組んだのもあってか、たった20㎞の走行でなかなかの鉄粉がドレンボルトのマグネットに付着していた。100㎞くらい走ったら、もう一度オイル交換してあげようかな。

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キャブセッティングはまだ試行錯誤中

整備後のエンジンでもキャブレターはノーマルのPB16をそのまま使っている。セッティングは97ccのタイカブに合わせるならメインジェット72 スロージェット42になるんだけれど、メインジェットをそこまで小さくしていいものやらで悩み中(カブ90はノーマル85)。

とりあえずスロージェットはタイカブノーマルに合わせて42に変更。メインジェットは元々の85から95に変えて、ジェットニードルクリップは3段目でテスト走行。

20km走行後にプラグを確認したらガソリンが濃そう。メインジェットを90に、スロージェットは38に変更してしばらく走ってみよう。

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