ユーラシア横断初日、ウラジオストック -Japan to Vladivostok ,Russia-

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まいど! ウラジオストックでの宿泊先のアジムートホテルに到着したよ。このホテル、ロビーで無線LANが使えるのでいきなり日本語でインターネットができる(回線速度は遅いけれどね)! ここに2泊してバイクの通関手続きを行うのさ。

ではウラジオストックまで乗ったルーシー号について紹介しよっか。

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5日の朝に高岡の港でバイクなどの通関を済ませ、船の前まで向かうとロシア行きのバイクが3台、キャンピングカーが1台、バックパッカーは・・・7,8人いたかな。私以外のバイクはみんなBMW。真ん中のBMW(K100RS)に乗るのは、浜松に住む65歳のおじいちゃん。ロシアのことをまったく調べておらず、テントももっていない…この人、大丈夫? でも、案外こういう人ほど何とかなるのかもね。キャンピングカーで旅をするのは大阪の夫婦。車でロシアに渡ってユーラシア横断なんてあまり聞いたことがあない。ひょっとしたらこの道のパイオニアかも。道中で車が壊れても、バックパッカーになって旅を続けるんだって。行けるところまで頑張ってね。富山~ウラジオストックだと車の運搬運賃が(比較的)安いので車でも突っ込めるんだね。考えたことがなかったな…こういう旅もアリかも。
※後で聞いた話だと、日本では普通免許で乗れるキャンピングカーだけれど、ロシアではトラック扱いになるらしい。そのため、日本の普通車区分で発行してもらった国際免許だと無免許扱いになるんだとか。日本の免許センターで事情を話して国際免許区分のスタンプで大型車も可能にしてもらわないとダメなんだって。キャンピングカーの夫婦はハバロフスクの日本領事館でそれを記載した特別な書類を申請し、国際免許のスタンプの代わりしたそうな。

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もう1台のBMW(R100R?)に乗るのはオーストラリア人のブライアンとジェニー。オーストラリアから東京までバイクを空輸し、東京をスタート地点にヨーロッパ(ゴールはドイツだったかな?)まで走るそう。海外ツーリングを何度も経験していて、パッキングが非常にコンパクト。その極意を少しだけ教えてもらったよ。ブライアンはオーストラリアで某バイクメーカーのライディングインストラクターをしていて、ジェニーは植物学者。3ヶ月仕事を休んでツーリングをするんだって。ブライアンが「日本ではどこにオイルが売っているかわからず、予備のオイルがない」というので、オイルを1本進呈。荷物が1kg軽くなっちゃった。

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バイクの積み込みは車などの積載が終わった最後。それをのんびり待っていると警察が登場。ただのチェックかと思いきや、船内で盗難タイヤが見つかったそうで、リアル捜査だったらしい。写真はガサ入れの瞬間。捜査なのに案外のんびりとした雰囲気。誰かがワッパ(手錠)をかけられた様子もなく、しばらくすると積み込みは再開。

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バイクを積み込む場所はこんな感じ。日本のフェリーと同じだね。バイクの積み込み作業は船内での出国手続き後に行われるので、旅客が船外に出て自分でバイクを積み込むのは普通はできない。が、私のバイクは荷物が満載で、ロシア人から「倒すのが怖いから自分で入れて」と言われ、自走で入船。船での出国は結構おおらかだね。おじいちゃんのBMWの積み込みは船員がやったのですが、積み込みが下手でミラーが破損。かわいそうに…。なお、バイクを船に固定するロープは工事現場でよく見る、黄色と黒の紐。バイクに傷がつかないように毛布を挟んで固定…なんてしてくれないよ。まぁ、どうせ走るうちにボロボロになるだろうから気にしない、気にしない。

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出航は18時の予定だったけれど「荷物の積み込みが終わったから」と16時30分には船が動き出した。ロシアンタイムってヤツだ。

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船内はまぁまぁ綺麗。Barなんかもある。

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ロシア人船員が持ち込んだ自転車があちこちにあります。ルーシー号が富山に停泊中にこれで日本の街中をうろうろしていたみたい。電化製品や食料品、赤ちゃん用のオムツなんかを大量に持ち込んでいたよ。

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船内は3食付き。初日は美味しかったのに、ロシアに近づくにつれ、だんだんとマズくなってきた。これもロシアに慣れるための訓練、訓練。ロシアはご飯は不味いらしいからね。ピロシキとボルシチは美味しかったけれど、ラム入りのスープは…あんなに臭いスープは初めて! ちなみに船内では無料で飲料水がもらえる。空きペットボトルを持ち込めば、飲み物の心配はナシ。

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旅行者同士、飲み会でもあるかなーと思ったけれど、船が結構揺れたためみんなグッタリ。彼は同室の日本人バックパッカー。客船では部屋をあてがってもらえるけれど個室ではないんだ。彼は鉄道でベルリンまで向かい、カナダへ向かうそう。シベリア鉄道組は4人ほどいたかな。みんな旅の期間は1~3ヶ月くらい。例のおじいちゃんは3ヶ月でロシア~ロンドン~カナダまで走るそうな…ヨーロッパは意外と近いのかもしれないね。

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最終日の夜、暇なので船内をブラブラしていると泥酔状態のロシア人を捕獲。ウラジオストックに住むサーシャだ。旅のことをいろいろ聞かれたけれど、彼は英語も日本語も話せず、友達を呼んできてもらう。

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イケメンのディーマ君を連れて再登場。ちょっとスッキリした顔でズボンを履いて戻ってきた。二人とも京都の工場で3ヶ月働いていたそうで、サーシャは「早く子供に会いたいんだ…」と帰国を楽しみにしている様子。タトゥが入っているのに愛らしいヤツだな。私がバイクでヨーロッパ、アメリカ大陸まで走ることを説明すると「狂ってる!」と連呼していた。やはりシベリアの道は悪いそう。サーシャとディーマは「何かあったらいつでも連絡しておいで」と、住所と電話番号を教えてくれたよ。ロシア人は案外、陽気でいいヤツらかもしれないな。

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そんなこんなでウラジオストックに到着。ルーシー号の停泊場所のすぐ近くには軍艦が停まっていた。ウラジオストックは軍港として開発された街だもんね。

というわけで今日は午後から税関の倉庫にバイクのチェックをしに行くよ。日本語が話せる通関代行業者をお願いしているので、早ければ明日の午後にバイクを受け取れるかも。中途半端な時間に出発したくないから、ウラジオストックを出るのは早くても明後日の朝になるだろうね。

…ついにロシアの大地を踏んだぞ! じゃ、また。

ターミー

20代に仲間と起業、会社を売却し、30代前半はバイクでユーラシア横断やバックパックを背負って世界一周をして過ごす。30代後半に再び、仲間と起業し、また売却してただいまプー。趣味はダイビングと古いバイク、BMW MINIなど。 インスタグラムはこちら。 https://www.instagram.com/hoorootermy/

10件のコメント

  1. SECRET: 0
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    ターミーさん
    いよいよロシアですね。
    「シベリア酷道」がお待ち受けです。
    現地では、親切山賊、熊、野犬に充分注意してください。
    子育ての季節ですので、食料や人間を、
    集団で襲ってきます。
    親切なフリをした、山賊にもご注意を!
    気をつけてスタートしてください。

  2. SECRET: 0
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    ロシア到着
    おめでとうございます!
     :.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+
    しかし
    パンツ一丁で泥酔も良いですね
    フランクです★
    さぁ~
    次の更新はいつかなぁ?
    どうぞ!ご無事で☆。.:*:・’゜★゜’・:*:.。.:*:・’☆。.:*:’゜★゜’・:*:.。.:*

  3. SECRET: 0
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    いよいよの旅の叙情ですね。
    良い人間に出会いますように、
    お祈りしています!
    ロシアン料理は自分は苦手かもね。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    早速ワールドワイドな交流してますね。
    結構旅人さん居るんですね・・・
    同じ時期に陸路でロシアからヨーロッパ、アメリカへ抜けようと思う人がターミーさん以外にも結構居たという事が驚きだったり。

  5. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ターミーさんの他にも、旅人はたくさんいらっしゃるんですね。
    なんだか、少し安心しました^^
    「わぁ~~!始まってるぅぅぅぅぅ」と、なぜか私がドキドキです。
    気をつけて!いろんな景色を楽しんでください♪
    更新楽しみにしています。

  6. SECRET: 0
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    色んな人に早々出会い
    旅も序盤から楽しそう。。
    ヨーロッパまではまだまだ遠い
    ですが、アクセルの開け過ぎに
    気をつけて!楽しんじゃって!
    美味しい物に出逢えます様に!

  7. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ウラジオストック発の旅をする人は結構多いはずですよ。夏場はバイクで旅する人が毎週いるはずですし、シベリア横断鉄道組はもっといます。鉄道組は日本人だけじゃなくて、外国人旅行者も結構いますね~。
    では、明日からはあまりネットができなくなりまーす。

  8. SECRET: 0
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    ”真ん中のBMW(K100RS)に乗るのは、浜松に住む65歳のおじいちゃん。ロシアのことをまったく調べておらず、テントももっていないので大丈夫かな?と思ったのですが、案外こういう人ほど何とかなるのかも。”
    この方の、その後に、非常に興味、関心があります。
    私も、今のところ、そのコースに傾いています。
    ちなみに、私は、57歳ですが、使用予定は、K1200RSです。
    できれば、来年か再来年、60歳までにはと考えています。
    さて、実現できるかどうか。
    旅は、計画中と、その思い出のほうが、実行中よりも、長く楽しめると、思っていますが。

  9. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    追伸です。
    写真が、素晴らしいので、
    そうではと、思いましたが、
    やはり、専門家でしたね。
    (文章も)
    ほぼすべて、見させていただいたのですが、非常に参考にまた、楽しませていただきました。

  10. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >shigeaki takedaさん
    こんにちは。このブログ、全部読まれたんですか…さぞ時間がかかったでしょう(笑)。K100RSのおじいちゃんは…その後連絡をとっていないのですが、ロシア西部のどこかで、EFIのコンピューターがいかれて大変だったらしいです。完走できたのかは…わかりません。K1200RSでしたら、信頼性が高いですし、旅向きのバイクですし、問題ないと思いますよ。
    来年か再来年であれば、ウラジオストック~チタ間のダートが相当舗装されていて、走りやすくなっていると思いますよ。もしかすると、シベリア横断道路の舗装が完成しているかもしれません。チタ以降の道は非常に走りやすいので、天候にさえ気をつければアッサリ完走できてしまうでしょう。ロシア人は情に篤いので、何かトラブルがあってもきっと助けてくれます。ヨーロッパのバイク乗りも本当に優しいです。安心して世界を走ってきてください。

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