バイクでシベリア横断、ユーラシア横断をする人へのアドバイス

これからシベリアを走る人のために、SRで走って起こったトラブルやアドバイスを書いておこうかな。2009年6月の情報だから、今は改善されているかもしれないよ。
あと、これはあくまで私のSR500でシベリアを走った結果ね。他のバイクならもっと楽だと思う。

・ガソリンタンク容量
SR500はタンク容量が14Lほどで250km弱しか走らないけれど、道中でガス欠にはならなかった。100km近くガソリンスタンドがない区間もあるので、給油はこまめに。携行缶は念のため持っておけば安心かな(私は使わなかったけれどね)。ダートでは燃費が悪くなるかな、と思ったけれど、日本の一般道とほぼ同じ。ロシアの舗装路は大きな街以外では信号が皆無なので、日本より燃費は良くなったぞ。
追記:ノボシビルスクを過ぎた辺りから道が良くなり、周りの車につられて巡航速度が上がった結果、少し燃費が落ちた。

・オイル
予備とオイル交換用に3本持参したけれど、チタまでの区間で特別オイル消費が激しくなることはなかった。1L、1500円くらいのそれなりのオイルを入れて走ったけれど、シベリアはそれほど気温が高くないので油温は上がっても80℃前後。ガソリンスタンドでは車用のオイル(粘度はいろいろな種類があった)は手に入るので緊急時はそれを買えばいいと思う。バイク用オイルは、東シベリアで売っているのを見たことがないので、オイル交換1回分のオイルは持参した方がいいかも。
 →追記:イルクーツクの先で持参していた安物の鉱物油に交換したところ、2000kmほどで数百Lオイルが減っていた。最初のオイルは蒸発しにくいいいオイルだったからオイルが減らなかった
  のかも。予備のオイルもいいオイルを持って行った方がいいかもしれない。
 追記:トムスクとサマラという街でオイルを売っているのを見つけた。過去ログに場所を載せているので場所を知りたい人はチェックしてみてね。

・予備パーツ
電装系から各種ボルトまで、かなりの予備パーツを持ってきたけれど、今のところ使ったのは脱落したサスペンションの固定ボルトと、予備のスポークを11本(リア側)だけ。パンクが心配で予備のチューブも持っていましたが、パンクせず(結局、旅の最後までチューブは交換せず)。あの穴だらけの道でパンクしなかったのはウルトラヘビーのチューブを使っていたからかも。予備のタイヤは持っていない。なんとかヨーロッパまで持ちそう。
 →ロシア終盤、サマラという街でリアを中古タイヤに交換。道が良くなり、巡航速度が上がるとON・OFF共用タイヤの減りが急に激しくなったのさ。
 
持ってきた方がいいのはコンパクトな空気入れ、空気圧の管理をしていればパンクはかなり防げるはず。それとチェーンオイル。ダートや雨の日に走ったら毎日オイルを注していた。おかげでスプロケットの減りは遅い。後は潤滑と防錆のためのスプレー。ダートばかり走っているとサイドスタンドなどの動きが渋くなってくるので、これもあった方がいいかな。

・転倒
1回だけ。舗装路では80km/h、ダートでは40km/hほどと慎重に走ったので、突然現れる穴はそこそこ避けられた。アルミの芯入りのナックルガードやエンジンガード、パニアケースがあったので転倒時のバイクへのダメージも少なかったよ。

・道路
本格的にダートがはじまるのはハバロフスクの先、ビロビジャンからチタまで。ベラゴルスク~チタ間はほとんどがダートだった。チタから先は道はグッと良くなりますが、舗装路でも穴は多いので気をつけた方がいいと思う。イルクーツクから先200kmほどからカンスクという街まで、またダートがはじまる。イルクーツクから先のダートはダート区間も短く、それほどハードではないので、チタまでを走り抜いた人には問題ないだろうね。
追記:ノボシビルスクを過ぎた辺りから交通量が増えます。ロシアのドライバーにはバイクすれすれで追い越しをしてくる人も多いので気をつけて。

・食事
どのエリアでも食事が取れるカフェは必ずあります(食事代は日本の2~3割安って感じ)。ガソリンスタンドやカフェで食事を取り、ペットボトルの水を常時携帯しておけば(ガソリンスタンドで買える)、日本から食事を携帯する必要はないと思う。スコボロディーノ~チタ間を走る人は状況が違うかもしれない。私は毎日お昼はカフェに寄るようにしていた。その方が楽だし、カフェで地元の人に話しかけられることが多いので、出会いのいいきっかけになるからね。

・キャンプ道具
私はウラジオストック~チタ間で野宿は1回のみ。走っていれば日に何軒かはホテル(ガスチィーニッツァ)を見かけるはず。大きな街だと1泊2000ルーブル以上、小さな町だと1000ルーブル~。ロシアの宿代は結構高い。宿代を節約したい人はキャンプがおすすめ。地元の人には「キャンプするならガソリンスタンドでしな。トイレもあるし、治安もいい」と言われていた。キャンプ道具無しでも何とかなる。その方が荷物は格段に軽くなるしね。
 →追記:チタを抜けてからキャンプをすることが増えてきた。ホテルを探すのより楽でお金がかからないからね。やっぱりキャンプ道具は持ってきた方がいい。調理器具無しでテントと寝袋ってのが一番荷物がかさばらない。自炊は結局ほとんどすることがなかったよ。

・防寒
私はチタ~ウランウデ間で6月後半なのに吹雪に遭った。寒暖の差が恐ろしく激しいのでインナーダウンやインナーパンツ、冬用のグローブなどは持っておいた方がいい。6月のロシアは私の地元神戸の冬より寒い日もありました。でも、暑い日は汗ばむ陽気なんだよなぁ。

・天気予報
途中でロシア人にこのサイトを教えてもらった。ロシア語だけのサイトですが、主要な街の名前をクリックすれば週間天気予報が見られるよ。

・言葉
ロシア語の会話集を1冊だけ持っていった。会話集に加えて、よく使う言葉はホテルのスタッフにその都度紙に書いてもらい。それをアレンジして何とかなっている。地図や標識を見るためにキリル文字は読めるようにしておいた方がいいかな。なお、英語を話せる人は滅多にいない。ホテルでも英語はなかなか通じなかったね。

・インターネット
街にインターネットカフェはあるらしい。日本語が使えないPCを使ってもしょうがないので行ったことはない。中級クラスのホテルなら無線LANが使えるところも多いね。無線LANを無料で開放しているところと、ロシア全土で使える有料のカードを買わなければいけないところがある。

・ウラジオストック~クラスノヤルスク間で起こったトラブル
ダートでセンタースタンドが地面に接地する(車高はノーマルなのに!) → センタースタンドを外して捨てる
右側のサスペンションが外れる → 振動で上の固定ボルトが飛んでいきました。予備ボルトで取り付け。ウランウデまで走っただけですでにサスペンションは結構ヘタっている。
ホイールのスポークが折れる(4本) → 折れていた3本と、折れかけていた1本を予備のものに交換。すべてリア側です。フロントは問題なし。
またスポークが折れる(今度は7本) → 仮組みまでは自分でして、本締めは地元のバイク乗りに出会い、手伝ってもらった。

20代に仲間と起業、会社を売却し、30代前半はバイクでユーラシア横断やバックパックを背負って世界一周をして過ごす。30代後半に再び、仲間と起業し、また売却してただいまプー。趣味はダイビングと古いバイク、BMW MINIなど。 インスタグラムはこちら。 https://www.instagram.com/hoorootermy/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


コメントする