夏なのに極寒 ステルビオ峠 -Stelvio Nationalpark , Italy-
ヴェネツィアで少しのんびりしようと思ったんですが、10月2日までにロンドンに行かないといけないので(前の会社の同僚が遊びに来るのさ)、そろそろイタリアを出ることにしました。あと20日でスイス、ドイツ、デンマーク、オランダ、フランスを走破しなきゃいけないのか。時間がなかったらデンマーク、オランダはパスして、イギリスの後でゆっくり回ろっと。
写真はイタリアの高速道路。ヴェローナという街の北あたり。イタリアは観光地のミドコロは多いんですが、これまでのところ道はあんまり面白くなかったんですよね(いい道を見つけてないだけかもしれないけど)。悪くはないんだけれど、中途半端に街がダラダラと続く景色は、どことなく日本と似ていて新鮮味があまりないのよね。が、ヴェローナを越えアルプス山脈が近づくと、ヨーロッパらしい景色がはじまりました。
※2010年の7月にもステルビオ峠に訪れました。写真はそっちの方が綺麗なので、ステルビオ峠2010も見てね!
スイスやオーストリア国境が近いので、家並みもこれまでと違ってきました。これから向かうスイスがこんな風なんじゃないかな。写真はイタリアのビール会社の工場。
この辺りに来るとスイスやドイツ、オーストリアからのツーリングライダーがかなり増えてきました。これまでイタリアでは見かけなかったバイクもチラホラ。右のBMWはR80G/Sだよね??
で、この日の目的地「ステルビオ峠」の麓に到着。ステルビオ峠はアルプス山脈を通る道の中では2番目に高いところまで上ることができる峠なんだってさ。高さのことはどうでもいいんですが、この峠、イタリアのバイクメーカーが開発車両のテストコースとして使っている道なんです。近隣諸国のライダーのツーリングコースとしても有名なので、足を伸ばしておきたかったわけ。最近、街の写真ばかり載せていたから、たまにはバイクの旅ブログっぽいこともしなくちゃね。
この日はあいにく天気が悪く、山頂の雨がやむまでお昼からずっと待っていました。日が暮れるギリギリになって、何とか写真が撮れるかなって雲行きになったっぽい。とりあえず行ってみるか。
峠から降りてくるバイクたち。イタリアではバイク乗り同志が挨拶をする習慣はあんまりないんですが、ツーリングライダーばかりのこの辺りでは、かなりのライダーが挨拶をしてくれます。
標高2800m近くまで上る峠なのに、自転車で上ろうとする人がたくさんいました。アンタたち馬鹿じゃない? でもスゲェよ。いや、やっぱり馬鹿だ。
ちなみに前方の山に残雪があるのが見えますか? 夏でも溶けない雪があるってことは山頂はさぞ寒いんでしょうな。
上っていくとバイクの渋滞に遭遇。この峠はコーナーのバンクがかなりキツく、曲がっている最中にコケちゃった人がいたんです。速いスピードで突っ込んでコケたんじゃなく、ゆっくり曲がっている最中にパタンとコケていました。曲がりながらクラッチを握っちゃったのかな? どのバイクも車もかなり外に膨らみながら曲がるので、気をつけて走りましょう。
このコーナーはまだマシな方。最初はこの峠にはガードレールがないと思っていましたが、ちゃんと整備されていて、ゆっくり走っていればそんなに怖い道じゃありません。
はぁ~、エエ景色や~。
2800m近くあるステルビオ峠ですが、片道30分もあれば上れちゃいます。が、私はあちこちで停まって写真を撮っていたので上るのに1時間以上かかっちゃいました。
峠を走るライダーの写真も撮っていたからね。バイクの走行写真の撮影は久しぶりだ。ちょっとピントがずれちゃった。ちなみにこのバイクはモト・グッツィ。イタリアのバイクメーカー。
景色の写真も撮りつつ…
またバイクの撮影。このバイクは何てバイクだろう?? 最初はDUCATIかと思いましたがエンブレムが違う…。
世界各国のバイクが行き交うので、コーナーでボーっと眺めているだけで楽しい。じっとしていると相当寒いけどね。
標高の高い峠ですが、こんな風にかなり無茶な作りの峠なので、上るのにあまり時間がかからないんです。晴れていたらここはもっと綺麗なはずなんだけどなぁ…。
上から見たらこんな感じ。グネり度がかなりヒドイでしょう?
降りてくるバイクが挨拶してくれました。みんなちゃんと防寒具を着込んでるね。私は油断していたのでTシャツの上に薄いジャケット1枚だけだよ…。俺にその服売ってくれ!
頂上! メチャクチャ寒い! 5、6℃だったと思う。でも、寒波がふきあれた今年6月19日のロシアよりはマシだな。
標高2758mだってさ。看板にはいろんなバイクチームがステッカーを張りまくっていました。旭日旗のステッカーでも持ってくりゃよかったな。
山頂にはホテルやカフェがいくつかあります。晴れの日の夜にここに泊まったら、さぞ星が綺麗だろうな。また雨が降りそうだったので私はそそくさと退散することに。
ん? ベネリ(イタリアのメーカー)だ。TREK…? こんなバイクあったんだね。
山頂でサッカーをしている人たちがいました。標高2758mでサッカー? すぐに息が切れるだろ。でも、こんなところにもちゃんとゴールポストが用意されているのがスゴイ。ホントサッカー好きだね、イタリア人は。
峠の西側を下りはじめました。西側は九州の阿蘇にちょっと似ているかな。
MZ!! MZって旧東ドイツのメーカー…だったかな。初めて見たぞ。この峠はあらゆるメーカーのバイクが集まってくるなぁ。
下りの景色1
下りの景色2
下りの道も当然ながらかなりのグネり系。
標高2000mを切るとそこそこ暖かくなってきます。
麓に到着! 9月初旬でこの寒さだったってことは秋から春にかけては尋常じゃない寒さでしょう。ステルビオ峠は夏限定のツーリングスポットですな。
※ステルビオ峠はヨーロッパでは2番目に標高が高い峠だけれど、インドには標高5602mのカルドン・ラ峠という場所があり、車やバイクで訪れることができるよ。インド、中国の国境近くの辺境にあるけれど、飛行機を使えばそこまで未開の地ではないので機会があれば行ってみて。
明日はコモ湖に立ち寄ってからアルプスの別ルートを越え、スイスに入ります。
バイチャ!!
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いろは坂も、真っ青のツヅレ折り!?
バイカーの姿も、ヨーロッパて感じですねぇ・・・
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手前の土手に転がったら
どうなるんだろ?
麓まで取りに行ったりして!?
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いつも素敵な景色の写真を有難う。
くれぐれも風邪をひかないようにね。身体、気をつけて~♪
富山のおかんより!!(笑)
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Thankyou, Mr Hosokawa, to spended one night in my hotel in Sondrio (North Italy – not far from Stelvio pass). I hope you’ll have wonderfull trips in the next days and months and I hope you enjoyed your night in my hotel. Ciao !!!
Carlo Negri
Hotel Europa di Sondrio
Italy
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モトグッチのバイクの名前の由来となった峠ですね♪
ドカみたいなヤツはモトモリーニのグランパッソだよ。懐かしいブランドですね。
お元気でなにより(^-^)
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ステルビオ峠の看板に「Clubman」と「BMW BIKES」のステッカー貼ってあったの、気づいた?
それとももう剥がれたかもなあ。
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あったかな…?
上から貼られてることはないと思いますが見ませんでしたね…。
かなり寒かったので適当にチェックしていて見落としてたかもしれませんけれど…。
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ステルビオ峠でググってたら見つけたので拝見させていただきました。
素敵な写真たくさんで感動。
いやぁ、このきれいな峠走りに行きたくなりました、
自転車でいつか行ってきます。