ギター職人とバイク探し -Sicilia , Italy-

09111901
シチリアで過ごすのもあと数日。まだシチリアはほとんど観光できていないんですが、島が広すぎるので本格的な観光は来春に戻ってきてからでいいや。今日はディエゴとナターレの行きたいところに付き合いつつ、近場のCastelmola(カステルモーラ)って村に行くことにしました。山の上にある綺麗な村らしい。
で、最初にやってきたのはディエゴが行きたがっていたギターショップ「La Bottega Della Chitarra」。マンダニーチの麓にあるRoccalumera(ロッカルメーラ)って街にあります。

09111902
彼は一人でこのショップを切り盛りしているギター職人のアルフレッド。市販のギターも一応置いていますが、彼が製作したギターの販売がメインみたい。北イタリアで20年修行をして故郷でショップを開いたんだって。私は1つのことに長く熱中できない性格なので、何十年も何か一筋に打ち込んでいる人はそれだけで尊敬しちゃうぜ。
09111903
製作途中のギター。内部はこうなっているのね。彼は普通のアコースティックギターも作りますが、ワンサイズ小さいクラシックギターも作っていました。コンパクトなギターはスペインやイタリア特有のモノ…って言っていたような気がする。
09111904
これがオリジナルギターなのか市販ギターなのかわからないけれど、いい絵だったのでパチリ。
09111907
アルフレッドはヴァイオリンも作っているみたい。ギターより小さいヴァイオリンの方が製作は難しそう。
09111905
我が相棒のディエゴはプロのフラメンコギタリスト。当然ながらギターの良し悪しがわかります。アルフレッドが見守る中、何本ものギターを弾き比べていました。ディエゴが言うにはかなりのクオリティだそう。でも、ギター職人は有名じゃないと売れないらしく、オリジナルギターの販売は大変らしい。
が、アルフレッドが1本10万円ちょっとで販売しているギターと同じレベルのモノをヨーロッパの大都市で探そうとすると、この何倍もの値段になるんだってさ。ディエゴは何本もギターを持っているのにアルフレッドのギターを欲しそうだったぞ。それぞれ音の個性が違うんだってさ。
09111906
しかし、ディエゴの奏でるギターは何度聴いても素晴らしい。彼は毎晩アジトでギターの練習をしているんですが、それでもまだまだ聞き飽きない。フラメンコのギターは音が激しくも悲しくも変化するし、旋律も一定じゃないので何時間でも聞いていられるのだ。
ちなみにディエゴも11月末にシチリアを離れ、コロンビアでフラメンコギタリストの仕事をするそう。でも、来春またシチリアで再会する予定。
09111908
ギターショップの後は8月にサスペンショントラブルでお世話になったイニャーツィオ(詳しくはココを見てね)のショップへ。8月末にイニャーツィオへのお礼の手紙を日本語で書き、ディエゴに託していたのに彼は渡すのを忘れていらしい。久しぶりにイニャーツィオに会いたかったので直接届けに行ってきました。この旅ではいろんな国の数多くのバイクショップにお世話になりましたが、また会いに行きたいのはニースのダミアンとイニャーツィオだけ。二人とも腕も人柄も素晴らしいくて気が合うんだなぁ~。
09111909
その後はナターレの娘、ヴェロニカの通う学校へ。ヴェロニカは最近学校をサボりがちだったらしく、ナターレは先生に呼び出されたみたい。左から3番目がヴェロニカ(14歳)ね。この学校は日本でいう中学校なんですが、美術専門の中学校らしい。イタリアではそんなに早い時期から専門分野に特化しちゃうのか。
あ、ヨーロッパの女の子は少々お腹が出ていても隠さず、自分が好きな服を着たいように着ています。非常に健全だと思う。たぶん日本とは「太っている、痩せている」の感覚が違うんだろうね。
09111910
で、ビーチでパニーニ(イタリアのサンドイッチ)でランチ。イタリアはハムやサラミ、チーズが美味しいので、ただのパニーニでも実に美味いんだな。
09111911
あーあ、カステルモーラの方に霧が出てきちゃったよ。これまで何度もカステルモーラに行こうとしていたんですが、向かう途中にディエゴやナターレがあちこちでしゃべり過ぎて時間を食い、日が暮れて行けずじまいだったのだ。で、今日は霧で行けなかった、と。イタリア人と一緒に行動していて予定通りにことが進むことはまずないので、細かなことは気にしてはいけません。縁があればまた行けるさ。
09111912
仕方がないのでナターレのバイク探しをすることにしました。最初は私のSRを売ってくれと言ってきたんですが、売るわけがない。
ということでシングルがツインのコンパクトなバイクを探してあちこちのバイクショップを渡り歩くことにしました。ナターレは背が低いので足つきのいいバイクじゃなきゃダメなのだ。
09111913
最初のショップでススメられたのがKawasakiのER-6N。「どう思う?」って聞かれたので「デザインが酷すぎるのでやめておけ」ってアドバイスしました。エンジンの評判はいいみたいですが、このデザインは無いよ…。メーター周りが特に酷い。シリンダーヘッドのデザインも酷い。フレームは細身でいいんだけれどね。
※あくまで個人的な感想ね。ヨーロッパではそこそこ人気みたい。
09111914
暇なのでショップのマネキンの写真を撮っていました。リアルなマネキンだね。
09111915
次のショップへ移動。ナターレは一日中よくしゃべるんですが、車の運転中も話しまくる…ハンドルから手を離して話すのもザラ。北イタリアの人はここまでは話し好きじゃなかったぜ。南イタリアの人は眠っているときしか黙らないんだと思う。
09111916
日が暮れてからもこんなショップや…
09111917
こんなショップに顔を出し…
09111918
ヤマハのディーラーでなかなかいいモデルを発見。MT-03です。コンパクトでデザインもいいし、個人的にはこの日で一番気に入りました。Buellのブラストをもっと洗練させた感じ。日本じゃ人気がないみたいだけれど、イタリア生産モデルなのでこっちではチョクチョク見かけます。日本にも少しだけ輸入されているみたいなので、いい出物があったら欲しいなぁ…。発表されたときに写真では見ていたけれど、こりゃ素晴らしいバイクだわ。MT-01より断然格好いいぞ。
09111919
最後はオフロードバイクの専門店へ。なかなかいい雰囲気のところでした。
09111920
ナターレは手前のXT600が気になったみたい。10万円ちょっとだったかな。イタリアでは大型バイクでも古いものなら10万円前後のモノも結構見かけます。日本みたいに手間をかけてピカピカにせず、現状のまま売るから安いんだろうね。。
09111921
夜遅くまで何件ものショップを回ってもナターレはまだ決断できせん。マンダニーチに戻ってネットであれこれ調べた後は新車のBMW G650 XCountryが欲しいと言い出す始末…。でも、バイク購入って選んでいるときも楽しいのよね。慌てて買うと後悔するかもしれないし、じっくり悩みたまえ。…来春マンダニーチに戻ってくる頃には、ナターレはきっとバイク乗りになっていることでしょう。
09111922
で、アジトに帰ったらディエゴが魚介スパゲッティを作ってくれました。見た目はシンプルなんですが、お世辞抜きでこの旅で食べた食事の中でベストな美味さ! これまで野菜や肉系のスパゲッティを中心に食べてきましたが、魚介スパゲッティは素晴らしい! 日本人だから魚介の方が合ったのかもしれないけれどね。シチリアは魚が美味しいところなんですが、我がアジトはディエゴ以外は肉好きなので魚を食べる機会があまりなかったんだな。いやー、最高に幸せな気分でディナーを頂きました!

ターミー

20代に仲間と起業、会社を売却し、30代前半はバイクでユーラシア横断やバックパックを背負って世界一周をして過ごす。30代後半に再び、仲間と起業し、また売却してただいまプー。趣味はダイビングと古いバイク、BMW MINIなど。 インスタグラムはこちら。 https://www.instagram.com/hoorootermy/

3件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 7e8dc9bbd86d1f1ff179f09f36b50c6d
    シチリアはよっぽど居心地がいいんだね。
    オイラがギター工房にいったら一日中入りびたりだよね、きっと。

  2. SECRET: 0
    PASS: 504978514fb7e45f8611b0bc8f4532e0
    失敗作のギターで良いので
    送ってください(無料でね^^)
    手作りギターの体験の話が
    あって参加費用が安くって。。
    出来上がるギターの質がしれてるので却下したらぶがんでしたぁー
    追伸:パイクのパーツが無事に入手できますように☆。.:*:・’゜★゜’・:*:.。.:*:・’☆。.:*:’゜★゜’・:*:.。.:*

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    シチリアは本当にいいところでしたねぇ。シチリアを離れてまだ数日なのに、もう帰りたい気持ちですもん。
    ギターショップはかなりいいところでした。大量生産のギターじゃないのでたぶんプロかセミプロ向けの、本格的なギターを作っている人だったと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA