イタリアを北上

シチリアから船でサレルノへ
居心地が良すぎて、なかなか脱出できなかったシチリア島。いつまでもダラダラできそうだったけれど、冬が訪れる前にイギリスに上陸しておきたい。そんなワケで重い腰を上げてイタリアを北上することにした。長く同じ街にいると移動するのが億劫で新しい場所に行くのが少し不安になってくる。やはり、あんまり沈没し過ぎちゃダメだな。
ということでシチリアからやってきたのは中部のサレルノ。イタリアは日本のように細長い国で、全行程をバイクで自走するのが面倒で、サレルノまで船で移動してきたんだ。サレルノの近くには日本人に大人気のアマルフィがあるけれど、興味が無くてパス(2013年にアマルフィを訪れたけれど、やはり好みの街ではなかった)。


バチカン市国
サレルノから海沿いを走り、ひといきにローマまで移動してきた。ローマには確か2泊して、観光名所もしっかり歩いて回ったけれど、あまり記憶に残っていない。写真を見ればその日の記憶は甦ってくるけれど、1度訪れれば充分な街かな。ご飯の美味しいレストランも無かったし。イタリアの有名観光地の一般のレストランは観光客を相手にし過ぎていて、手抜きのイタリア料理を出すんだ。
バチカン市国の衛兵
でも、バチカン市国の衛兵(たぶん、スイス人の傭兵のはず)はカッコ良かった。21世紀にこんな制服がいまだに現役なのが素晴らしい。
ローマのゲストハウス
ローマでは夜になるとカクテルが飲み放題(この大きなボウルにあるだけね)のゲストハウスに宿泊していた。日本人が誰もいない、人種の構成がバラバラなゲストハウス。南米やロシアからのゲストと宿で話すのが新鮮だった。ローマで安い宿を探したらゲストハウスしか見つけられず渋々宿泊したんだけれど、たまにはゲストハウスも悪くない。バイクで旅していると駐車場のある郊外のB&B(民宿みたいな宿)に泊まることが多く、街の中心部にあるゲストハウスにはあまり縁がない。バイクにいたずらをされたり、盗まれたりするのが怖いからね。だから、滅多にゲストハウスには泊まっていなかった。この手の宿に泊まらないと旅人同士の縁はほとんどない。これまで現地の人ばかりと知り合って遊んできたけれど、旅人と知り合い、お互いの旅の話をするのもイイもんだ。それを味わえたのがローマでの思い出。
ペルージャの街並み
ローマの次にやってきたのはペルージャ。サッカーの中田が昔、最初に海外移籍したサッカーチームがある街といえば知っている人もいるかな? 名前だけしか知らない街だったけれど、予想以上に小さな街。山の上に旧市街があり、周辺にこじんまりとした新市街が広がる、のどかな田舎街だった。
ペルージャで日本人と会う
よく知らないペルージャの街にやってきたのはこの日本人に会うため、右端の人がサラリーマン時代の先輩の青さん。青さんは会社を退職し、イタリアンレストランを出すためにイタリアに修行に来ていたんだ。他の2人は同じく料理修行に来ていた日本人。青さんは今は銀座で人気のレストランを2軒も出し、成功している。この時は「帰国したらこんな店を出そうと思う」みたいな話をアレコレと話してもらったのを覚えている。実際にその時思い描いたイメージを実現しているってスゴイこと。いい刺激をもらえたペルージャでの1日だった。
世界遺産アッシジ
青さんがペルージャの近くにあるアッシジという世界遺産をススメてくれた。これまでかなりハイペースに北上していて、もう少しゆっくり観光しても良かったかな、と思い始めていたので素直にアドバイスに従って遊びに来てみた。ペルージャから確かバイクで1時間もかからない距離にあったはず。でも、アクセスが悪くて世界遺産なのに観光客の数は限られているらしい(2009年の話ね)。
世界遺産アッシジ
平日の朝だったからか、観光客がほとんどいない。真っ青な空の下、昔の城塞都市の中をのんびり散歩して回る。ヨーロッパの観光地のイイところは街が石造りなので何百年も前の街並みがそっくりそのまま残っていること。木造建築の日本では神社や寺のような重要建築物は補修を繰り返して維持されてきているけれど、一般の民家は影も形も残っていない。でも、ヨーロッパは石造りの建物は庶民が居住しながら補修されて残っており、そのおかげで古い街並み全体が残っている。ただし、あちこちに旧市街が残されていて、ヨーロッパの観光地をじっくり回ると「旧市街と大聖堂」というワンパターンな観光地の組み合わせに飽き飽きしてくるんだけれどね。
…今日はここまで。

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